卵巣がん予防効果もある低用量ピル「トリキュラー」

低用量ピル「トリキュラー」は、卵胞ホルモン成分と黄体ホルモン成分によって避妊効果を発揮します。LNGという黄体ホルモン成分を使用しており、子宮内膜を安定させて、不正出血を出現しにくくし、休薬期間にきちんと生理が来るという特徴があります。
トリキュラーは、正確に服用すると、ほぼ確実に避妊できますが、それ以外にも嬉しい効果があります。かつては、低用量ピルはがんのリスクを増やすといわれていましたが、最近の研究では卵巣がんや子宮体がんのリスクを減らすことが分かっています。低用量ピルを飲み続けている人は卵巣がんに罹るリスクが40~50%低くなるという報告があり、死亡率も服用期間が長いほど低下します。さらに、服用を中止しても15年間はその効果が維持できるということです。
卵巣は、排卵によって損傷を受けるので、トリキュラーなど低用量ピルを使用して卵巣を休ませることが、結果として卵巣がんの発症を抑えると考えられます。子宮体がんについても、リスクが50%低下し、大腸がんのリスクも低下します。
トリキュラーを飲む場合には、毎日1錠をなるべく同じ時間帯に服用します。飲み忘れがないように、自分の生活時間に合わせて定時を決めるとよいでしょう。トリキュラーは、成分が3段階に変化する3相性ピルですので、飲む順番を間違えないように注意して、シートに記された矢印どおりに飲み続けます。21錠タイプなら、1シート飲み終えてから7日後に次のシートを飲み始めます。28錠タイプは、最後の7錠が偽薬ですので、1シート飲み終えたらすぐに、次のシートに移ります。
トリキュラーを服用すると、乳房の張りや吐き気などが現れることがありますが、服用を続けるにつれて次第に消えていきます。