すべての薬に、副作用がある

すべての薬には副作用があります。
まず、副作用とは何か、ということになりますが、「薬による、治療の役に立たない働きや有害な反応のこと」を広く副作用といいます。
病気を治すために使った薬の、望んでいない作用、ということになります。
ですので、副作用には害のあるものとないものがあります。
漢方薬には副作用がない、というのも大きな誤解です。
漢方薬にはゆっくりと穏やかな効き目なため、副作用が現れにくい薬ということはありますが、ないわけではありません。
漢方薬とは逆にステロイドや抗がん剤などは副作用があって危険な薬、と思われる方も多いということですが、不用意に副作用を怖がることで、肝心な病気を治すための薬にならない、ヘタをすれば副作用だけが現れるという最悪な事態を引き起こしかねません。
どんなにいい薬でも副作用がある、ということを知っていることが大切です。
そして、副作用は必ずしもでてくるわけではない、ということがあります。
同じ薬でも副作用の出る人、出ない人がいます。
人により体質が違ったりするので、どうしても出やすい人、出にくい人がでてきます。
しかし、医師も副作用があらかじめわかっているものには副作用を抑える薬を同時に出すので、副作用を出にくくするようにはなっています。

避妊薬を使う上での注意事項

避妊薬とは、その名の通りに妊娠を回避する事を目的としている薬です。
一般的にはピルと呼ばれています。
ピルには有効成分として、女性ホルモンが配合されています。
服用する事で体内の女性ホルモンの量を人為的にコントロールして、妊娠を回避するのです。

避妊薬には大きく2つの種類があります。
毎日定期的に服用するタイプと、緊急で服用するタイプです。
前者は基本的に毎日服用する事によって、期待する効果を得るタイプです。
使用上の注意事項としては、毎日の服用を忘れない事が一番の注意事項です。
これは毎日続ける事で、初めて効果が出るという特徴があるためです。

後者は、定期的にピルの服用はしていない状態で、性行為での避妊に失敗した際に用いるタイプになります。
性行為後に決められた用量を服用します。
このタイプの使用上の注意事項としては、性行為後の出来るだけ早い段階で服用する事が挙げられます。
このタイプの避妊薬には、服用が早いほど高い効果が出るという特徴があるからです。
理想的なのは性行為直後ですが、最低でも72時間以内の服用が基本となります。
それ以降に服用をしても多少の効果はあるかもしれませんが、その効き目は著しく低下してしまいます。

避妊薬の副作用で、死ぬ危険はあるの?

避妊薬には月経困難症や子宮内膜症などの治療薬としても使用されるようにになりました。
そのため、女性が避妊薬を服用する頻度も以前と比べて多くなり、結果的に副作用により死ぬ危険も高くなりました。
通常、避妊薬は下記のような方は服用できないとされています。
静脈血栓の既往のある方や肝機能が悪い方、高血圧や糖尿病の方などは死ぬ危険もあると言われています。
また、副作用については卵胞の影響により悪心や吐き気、頭痛や肝機能障害などの症状が現れる可能性があります。
黄体ホルモンによる影響は、倦怠感や性欲低下、乳房痛などが多少あります。
特に注意すべき点は肝機能障害についてですが、実際には発生頻度そのものは低いです。
しかし、一度発症してしまいますと静脈血栓症や心筋梗塞、脳卒中になる危険性もあります。
なぜ、脳卒中が起きるかといいますと、卵胞ホルモンには、出血時に止血の作用を持っているため、静脈内で血栓を形成されてしまいます。
そのため、肺動脈が詰まる恐れがあります。
さらに、黄体ホルモンは動脈硬化や高血圧症を起こしますので、心筋梗塞や脳卒中のリスクを上げると言われています。
以上が、避妊薬の副作用と服用のリスクについてです。